極楽寺検車区

稲村ヶ崎駅極楽寺駅間にある、江ノ電の唯一の検車区・工場である。同社の鉄道車両に関する整備は、ほとんどここで行われている。
鎌倉市が指定する第一種低層住居専用地域(工場を設置してはいけない地域)にあるが、鎌倉市の特例を受けて設置されていて、他社の車両工場以上に環境に配慮した工場運営が求められている。
現在使用されている検修庫は1995年10月13日に竣工したもので、それ以前は木造の検修庫を使用していた。

構造

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海側から1番線、2番線……6番線となっている(可能性が高い)
1番線左下に続いている線は、引込み線という。
1番線右上奥にも車庫がある。庫内には動体保存されている108号や、電務班が使用する架線を検査する車両、廃車の部品が保管されている。

業務内容

  • 検査全般

  • 塗装
代田良春氏によると、過去には1002F(要出典)車両の全面再塗装をする際に、検車区で塗料の処理が出来ないために東急車輛製造(現・総合車両製作所)横浜事業所へ、車両を丙種回送をする必要があった。

  • 洗車
洗車機を持たないため、洗車台と呼ばれる移動式の台を用いて洗車を行っている。
江ノ島の留置線にも洗車線が存在するが、この検車区で行われることが多くなった。

運用

基本的に、日中は3編成、夜間は7編成の営業用車両が留置されている。
108号を動かす場合は、非常停止装置が設置されていないため、引込み線に営業用車両を1編成留置して、108号を運転する。

画像

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  • 最終更新:2016-01-03 00:52:48

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